厳しい自然を乗り越えるコミュニティのちから

私は、会社員時代に富山市で4年間単身赴任をしたことがあり、とても充実した日々をすごさせていただきました。
1月に前任者から地域の営業に関するお客さんを引き継いだときの思い出は今も忘れることができません。

ゆたかな自然と、雪国の厳しい日々を乗り越えるための、地域の強いつながり。夫婦、子・嫁、子供のつよい結びつきからくる、強いコミュニティ。強いコミュニティのネットワークが培う厳しい自然への耐力。

田植え、草取り等の共同作業を通じた互助の絆。

都会にはみられない、強いコミュニティがそこにあるのを目の当たりにしました。


こうした、コミュニティの存在によって、個人では対応できないような事柄を、乗り越えてこられたのだと思いました。

都会生まれの私に多くのことを教えてくれた、北陸での体験は、私の財産でもあります。

北陸勤務で感じたこと

富山をベースに、氷見を経て、石川県に入り七尾、能登島、能登町、輪島、珠洲、穴水、志賀町等を何度も訪れた場所が、2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けたことは、大きな衝撃でした。また、同時に輪島から珠洲に向かって伸びる、海沿いの道を一人で運転したときに受けた、海と迫る山とのわずかな平地に集落があり、棚田や海沿いの天然塩の作業場がある厳しい地形も改めて思い起こされました。

こうした、直後の自衛隊による救援の手やボランティアの皆さんがなかなかたどり着けない、能登半島の地域の特性が、復興をより困難にしているのかともおもいました。

り災された能登半島の皆様は、厳しい冬をどう過ごし、復興に向けて乗り越えようとされているのでしょうか。

これをさせているのは、都会にはみられない、強い地域のつながり、コミュニティのちからだと思います。

災害と行政書士の役割

大規模震災の直後罹災者皆様が、行政による支援を受けるための第一歩が、罹災証明の発行申請であり、これをサポートするのに行政書士が必要とされているということを、大規模震災への備えを学ぶなかで知ったことが、私の行政書士になろうと思った理由の一つです。

行政書士萩本昌史事務所のホームページ